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日焼け止めの選び方

 

年々、紫外線の量が増えるなか、日焼け止めは欠かせないアイテムになり、春先から夏場にかけては、ドラッグストアの店頭などには日焼け止めがズラリと並ぶようになっています。ただ日焼け止めとひとくちにいってもさまざまなタイプがありますので、使用目的や肌質などによって自分に合ったものを選ぶことが重要です。

日焼けの原因となる紫外線は2種類

紫外線は波長の長さによって「UVA(A波)」「UVB(B波)」「UVC(C波)」の3つに分けられます。このうち「UVC」はオゾン層に阻まれて地上に届くことはないので、日焼けの原因となるのは「UVA」と「UVB」の2つです。「UVA」はお肌の奥深くまで入り込んで皮膚がんやお肌の老化の原因となり、「UVB」はお肌を赤くするといわれていて、日焼け止めはこの2つの紫外線を防ぐように作られています。

日焼け止め選びの目安「SPF」と「PA」

「SPF」は、「UVB」の防止効果を表した数値です。これは1992年に日本化粧品工業連合会が測定方法の基準を定めたもので、「SPF2」から「SFP50」(SPF51以上の場合は「SPF50+」)の数値で表示されます。数字が大きくなるほど効果は高くなります。

「PA」は、「UVA」の防止効果を表した数値です。これは、1996年に日本化粧品工業連合会が測定方法の基準を定めたもので、「PA+」「PA++」「PA+++」のいずれかで表示されます。「+」が多いほど効果が高いことを示しています。

通常、日焼け止めには、「SPF」と「PA」の2種類が表示されていますので、この2つの表示を目安に選ぶといいでしょう。ただし、効果が高くなるとそのぶん紫外線防止成分が多く含まれ、お肌に負担をかけることになります。しっかりと紫外線を防ぎたいからといって、数値が高いものを選びがちですが、使用目的に合ったものを選ぶことが重要です。例えば、散歩や買い物など日常生活であれば、「SPF10」「PA+」、スポーツやレジャーを楽しむ場合は「SPF20」「PA++」、炎天下で過ごす場合でも「SPF30」「PA+++」で十分です。

お肌への負担を考えよう

ただし、「SPF30」以上の日焼け止めになると、紫外線防止効果成分が強くなり、お肌がデリケートな方は、アレルギー反応を起こしたり、かぶれることがありますので、用法、容量を守って使うようにしましょう。また、日焼け止めを使ったあとは、きれいに洗い流すことが大切です。特に最近の日焼け止めは耐水性が高くなったぶん落ちにくくなっていて、十分に洗い流せていないとお肌に負担をかけることにもなりかねません。普通の石けんでは落とせませんので、クレンジング用の洗顔料を使って丁寧に落とすようにしましょう。

最近では、このようなお肌への負担を考え、化学的な成分を少なくしたナチュラルな日焼け止めが増えてきています。特に、赤ちゃん用や子ども用の日焼け止めは極力負担を抑えるよう工夫して作られていますので、お肌への負担を考えるならこのようなタイプを選んでもいいでしょう。

日焼け止めの使い方

「SPF」と「PA」は、日焼け止めを1平方cmあたり2mg塗ったときの効果を表したものです。しかし、これはお肌が白くなってしまうくらいの量なので、実際には量が少なすぎて十分な効果が得られないことが多いといわれています。高い効果を得るためには、たっぷりと塗ることがポイントです。また、日焼け止めを塗ったあと、汗をかいたりタオルで拭いたりすると、日焼け止めが取れて効果が減ってしまうことがあります。海やプールで泳いだり、スポーツをするときなどは、こまめに塗り直して効果を持続させましょう。

日焼け止めの使用期限

日焼け止めは、量が多いと全部使い切れないことがよくあります。そのため、2年、3年と同じものを使い続ける人もいるようですが、長く置いていると徐々に品質が悪くなり、使用してもお肌に悪影響を与えることがあります。未開封のもので冷蔵庫に保存して2年、開封済みのものは1年を目安に使い切るようにしましょう。オーガニックの日焼け止めの場合は、開封済みのものは6カ月、未開封のものは1年というように使用期限が明示されているものもありますので、期限が気になる方は期限が明示されたものを選ぶといいでしょう。

(以上:ゆきこ)


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