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ベビー用品

ベビー用品の選び方

コドモは小さな消費者?

誰にとっても、わが子は大事な存在です。出来るだけのことをしてやりたい、出来るだけのモノを与えたいと思うのも自然な感情です。そんな背景もあり、子どもたちは生まれるとすぐ「小さな消費者」としての役割を担わされ、多くの商品が彼らを取り巻きます。周囲の大人が本当に子どもの成長に必要なモノ要らないモノを見極めて与えることが大切です。 そういう大人の姿勢を見て育った子どもは、将来、「賢い消費者」へと成長することでしょう。

おもちゃを選ぶ時のポイントは、遊べる、安全

遊べるおもちゃ:発達段階にあったものを

子供は誕生から、1歳、2歳とめまぐるしい成長をとげます。その身体の発達段階に適したおもちゃを与えることが大切。お座りができる時期には、視線の高さにあったもの、手先をつかう時期には、にぎにぎして遊べるものなどを与えてあげましょう。

遊びたくなるおもちゃ:受け身にならないおもちゃ

子供は遊びを通して学んだり、覚えたりします。なので、赤ちゃんが工夫しながら遊べるおもちゃ選びが最適です。一方的に赤ちゃんが受け身にならず、自分から積極的にかかわれるおもちゃを選んであげてください。

安全なおもちゃ

赤ちゃんははオモチャが大好きです。楽しくて新しい発見に溢れた玩具は心身の発達にも役立ちます。でも大好きな玩具が原因でケガをしたり健康を害したら大変です。

(社)日本玩具協会は14才以下を対象とした玩具の安全基準としてSTマークを設けています。

STマークの検査項目
先端のテスト…先端でケガをしないかなど玩具の形状検査
通過テスト…18ヶ月未満の子どもが咽喉に詰まらせる可能性がないかの検査
可燃性のテスト…燃えやすくないかの検査
化学的特性のテスト…原料に有害物質が使われていないかの検査

万一、STマークのついた玩具でケガした場合には損害賠償制度もあります。玩具を買う際にはSTマークのついたものがオススメです。

塩ビって何?

塩ビはポリ塩化ビニルというプラスチックの一種です。塩ビ商品の可塑剤(樹脂を柔軟にするための添加剤)が塩ビ食器などから食品に溶け出すことが問題となりました。人体への影響も懸念されています。

食品衛生法で禁止されている可塑剤
フタル酸エステル類…食器や4才以下が対象の玩具への使用は禁止
フタル酸ジイソノニル…乳幼児が口に入れることが本質の玩具(おしゃぶりや歯がため)への使用は禁止

小さな子どもは何でも口に入れてしまいます。法規制の対象となっていない商品も気をつけて選ぶようにしましょう。輸入玩具のなかには禁止可塑剤が後から見つかり、回収された例もあるので気をつけてください。

(以上:たかひさ)